馬場 亮太の感動表現|FiRIN 20mmと伊豆大島へ渡る。

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:/F2  シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100 

 

前回書いたとおり、私のルーツは伊豆諸島の八丈島にある。なもので、本当であれば八丈島の風景を切り取ったものをお見せしたかったのだが、たまたま直近の仕事で伊豆大島に行く機会があったので、今回はFiRINと共に旅立つことに(八丈島はまたいつかの機会に…)。

伊豆大島に渡る手段は2つ。一つは東京・竹芝や熱海などから東海汽船の高速ジェット船で行くルート(約1時間45分)、もう一つは調布飛行場から飛行機で行くルート(約25分)。以前高速ジェット船で大島に行ったことはあるが、今回初めて調布飛行場から飛行機、しかも小型機で行くことになり出発前から気分が上がっていた。かつては羽田空港と大島空港を結ぶANAの空路があったが、2015年に撤退してからは、調布飛行場からの空路のみになっている。この調布から乗る飛行機はドルニエ228という国内ではこの路線でしか乗れないという19人乗りのプロペラ機だ。



SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:100 
 

調布飛行場2階から滑走路とドルニエ228を望む。水平垂直が決まったときの心地よいパース感は歪みのない広角レンズならでは。


この飛行機は左右2列しかないため、全席窓側となる。飛行機のバランスを取るために、事前に申告した乗客の体重によって座席振り分けが行われるが、偶然にも操縦席の真後ろの最前列に座ることができたため、プロペラが目の前の好位置。プロペラ機は昔、八丈島に行くときに乗っていたYS-11以来で、やや興奮気味でシャッターを切った。


SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/200秒 ISO感度:200 -0.7補正
>1/200でもこの残像感。こちらも窓越しでの撮影だが、プロペラ先端の映り込みや細かいリベットなどきれいに写すことができた。

 

小さい飛行機ならではのジェットコースター感覚を楽しみつつも、東京を離陸してからたった25分で大島空港に到着。到着してすぐに仕事が始まったのでその際のカットは載せることができず、仕事が終了し夕方ホテルにチェックインした後にα9+FiRINを持って近くの港へ出かけた。18時を過ぎ日も落ちて夕景を撮ることが出来なかったが、薄暗い光の中の桟橋は島ならではの心地よい雰囲気が漂っていた。


SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:2000 -1補正

>観光客で賑わう元町港の桟橋もこの時間には人がほとんどいない。ISO2000という高感度だがノイズ感はそこまで気にならない。

 


SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:4000 -2補正 

>良くも悪くも東京から近すぎるせいか観光客のほとんどが日帰り。なので最終便が出た後の元町港船客待合所前は商店も閉まりかなり寂しい。


翌日。あいにく朝から大雨が降っており、写真を撮るにはとても残念な条件に。とは言え、せっかく来た島(東京から近い島、ではあるが)。仕事と雨の合間を縫ってシャッターを切ることにした。
訪れたのは、大島の東側にある海のふるさと村キャンプ場。きれいに整備されたキャンプ場でフリーのテントスペース、常設のコテージや大型テントもあり、快適にアウトドア遊びが楽しめそうだ。平日に訪れたということもあり(そして雨の中ということもあり)、客は誰もおらずひっそりとしていた。東京から近いこともあり、恐らく夏は観光客が多く集まると思うが、

SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/125秒 ISO感度:100 -0.7補正
>キャンプ場へと続く吊り橋から山を望む。低い雲に覆われているが、自然の緑の凝縮感が島ならではの風景だ。


SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/11  シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:100 -0.7補正
>常設のテントサイトから海を望む。青い空と海、という訳にはいかないが。我が八丈島にもこんな施設をぜひ作って欲しい。


大勢を引き連れたロケなどでは、天気が悪くなるとスタッフの誰かを雨男だの雨女だのと根拠もなく言い合ったりするが、今回の撮影は私一人だったので運が悪いのは自分のせいだ。東京の島、それもたった25分で来ることができる島だが、やはり島には晴れが似合う。海の青と森の緑の濃さ、夕日が作る海の空のグラデーション、邪魔する光源が無い広く澄んだ星空など、離島には撮影するのに魅力的な場所がいくらでも広がっている。ぜひ一度東京の島にも訪れていただきたい、晴れの日に。


SONY α9+FiRIN 20mm F2 FE MF

◎焦点距離:20mm 絞り:F/2  シャッタースピード:1/5000秒 ISO感度:100 

 

馬場 亮太(ばばりょうた)

馬場 亮太(ばばりょうた)

1973年東京都中野区生まれ、中野区在住。 デジタルコンテンツ制作会社にて企画・デザイン、ブライダルフォトスタジオでのカメラマンなどを経て、広告制作会社でのプロデュース、企画、アートディレクション、撮影等を経験後、2013年よりフォトグラファーとして独立。主に広告/カタログ/イベント/取材などのスチール撮影、アーティストのスチール/PV撮影、広告/Web等のプロデュース/ディレクションで活動中。主な使用機材はソニーα9/α7RII/α6500。

FíRIN 20mm F2 FE MF


ケンコー・トキナー初のソニーフルサイズEマウント(FE)対応レンズ。大口径F2.0の素直なボケと、広角20mmの歪みのない自然なパース感、レンズ周辺までしっかり解像される描写など、日常を切り取るスナップから風景撮影まで様々なシーンで活躍できる広角単焦点レンズです。電子接点付きで、MFアシスト(ピント拡大表示)や距離連動(手ブレ補正対応)、絞り値の表示など、ソニーα(Eマウントシリーズ)での使用に特化されているため、マニュアルフォーカスが苦手な方でも気軽に楽しめます。

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